絶対に働かないデビルサマナー

女神転生を題材にしたオススメのやる夫スレを教えてくれお!

そんなお前におすすめの作品が◆X1FSsTeSfM氏の作品

「絶対に働かないデビルサマナー」 だ!!
201X年東京はICBMの炎に包まれた!

核によって滅亡した東京の街『新宿』は魔界から這い出てきた悪魔たちによって支配されていた

悪魔とは、生物から生じるエネルギー体『マグネタイト』を求めて人を襲う神、妖怪、化け物などの総称だ

そして主人公の『双葉杏』は元アイドルでありながら天性の無気力さによってマグネタイトを生まない特異体質の持ち主であった

マグネタイトって、言ってみれば精神エネルギーみたいなものだお?そんなのアリなのかお

とにかく双葉杏はそんな体質のおかげで悪魔から認識されずに済み、襲われることも無かった
一人ぼっちのニート生活

核爆弾による被害も、悪魔たちの脅威からも運よく生き残った双葉杏はただ一人新宿で自堕落な日々を送っていた

朝から晩まで自室で横になり、腹が減ったら必要な分だけ食料を悠々と調達しに街へとフラフラと出歩く

理想的なニート生活って奴だお!

友人や家族が誰一人いない世界が果たして理想的と言えるかは分からんがな…

そして双葉杏はある日ピクシーの『大妖精』をビン詰めにして捕獲する

なんでそんな事するんだお??!
絶対に働かないデビルサマナー 爆誕

なんと双葉杏は捕まえた悪魔を自らの小間使いとして扱うことを思いついたんだ

んー……、そう言われるとサマナー的にはおかしな事はしていない様な気がするお

ところで最初に言った設定を覚えているか?

ん?

悪魔はマグネタイトを必要とする

だが、双葉杏はマグネタイトを生み出さない

え?じゃあ大妖精はどうやって活動するんだお…

なんと双葉杏は契約した悪魔に自分でマグネタイトを稼がせるんだ

契約した悪魔にメリットが何もないお
絶対に働くピクシーちゃん

一切のメリットは無いが、大妖精はついつい押しに負けて了承してしまうんだろ…

なんだか可哀そうだお…

とはいえ、大妖精は人に尽くすのが大好きなイイ子だから双葉杏に頼られるのが嬉しいみたいだろ

そして何より双葉杏は自分が働かない為ならば人並外れた頭の回転を誇る為、何だかんだで大妖精をその気にさせつつ上手にマグネタイト回収方法を確立させていくんだ

なおの事大妖精が不憫に思えてきたお

そして紆余曲折合って双葉杏は自らのアイドル経験を活かして、大妖精をアイドルにすることによって、より効率的にマグネタイトを稼ごうとする
都庁の悪魔

超かわいい大妖精のアイドル化企画はそれなりの反響を生んだが、それと同時に厄介事も転がり込んできた

一体なにが起きたんだお?

新宿一帯の悪魔たちを統べる都庁の悪魔『やる夫』の登場だ

都庁の悪魔、やる夫は自らの手下を大妖精のもとに放ち、稼いだ全マグネタイトの3割の献上を要求した

せっかく上手く行き始めてたのに新宿のボスに目を付けられちまったのかお

あぁ、出る杭が打たれるのは人の世も、悪魔の世も共通ということだろ

それでどうするんだお?大人しく従うのかお?

頭の良い双葉杏もこれには悩んだ。自分たちよりも高レベルで、なおかつ手下も多い都庁の悪魔に対抗するには現状の戦力では歯が立たないからな……

しかし、そこで双葉杏はピクシーの異変に気づく
反逆のニート

大妖精に何かあったのかお?!

都庁の悪魔の使いによって、大妖精は脅しとばかりに攻撃を受けたらしい…

しかし大妖精は、サマナーに要らぬ心配をして欲しくない一心でその事実を隠そうとしていたんだ

イイ子すぎるお!!!

そしてそんな大妖精の健気さには流石の『絶対に働かないデビルサマナー』双葉杏も心を動かされただろ

圧倒的な格上である都庁の悪魔に対抗する見通しも無いが、とにかく双葉杏は仲間の受けた仕打ちの落とし前を付けるために戦いの道を選ぶんだ

おおお!!熱い展開だお!

そして大妖精もまた、自分の為にこらえきれない怒りを覚え、戦う覚悟を決めてくれたサマナーの為により一層尽くすことを決めるのであった
最後に

この作品は核で滅んだ日本を舞台にしているが、一貫して明るい雰囲気で進行し、悲壮感などは基本的に全くない

それでいて一話一話も無駄のないまとまった内容で、最終話を含めて22話で完結している

主人公が自主的に働く気がないというコンセプトも非常に斬新で、今までに見たことないメガテンものだお

双葉杏も意外と仲間思いな所があるし、大妖精は主人思いで本当に可愛らしくて、読んでいて癒されるような作品で是非おすすめしたい
まとめサイト様